学術データベース

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保育者は保護者とのかかわりの際に何を心がけているのか

副題 バーンアウト傾向と保護者支援の困難さの認知との関連
著者名 越中 康治 (ETCHU Koji)
共著者名 中村多見・目久田純一
出版社/掲載誌名 宮城教育大学情報処理センター研究紀要
巻号 26
65-72
出版日 2019/03
概要 本研究の目的は保育者が保護者対応の際に心がけていることを明らかにし,それがバーンアウト傾向及び保護者支援の困難さの認知とどのように関連しているのかを検討することであった。保護者対応と保育者のバーンアウト傾向との関連性はこれまでも検討されてきたが,本研究では,テキストマイニングの手法を用いた自由記述の分析から改めてこの間題を検討した。その結果,バーンアウト傾向や保護者支援の困難さの認知の低い保育者においては「笑顔」「挨拶」や「子どもの成長をともに喜ぶ」などの記述が特徴的であったのに対して,バーンアウト傾向や保護者支援の困難さの認知の商い保育者においては「言葉づかい」や「声のトーン」などを気にかけつつ,自らを保護者に合わせ,保護者の思い・気持ちを受けとめるといった記述が特徴的であった。本研究の結果のみからでは変数間の因果関係までは論じることはできないが,日々の保護者対応で心がける点の相違と保育者に蓄積する心理的負担の量との間には関連性がある可能性が示唆された。