学術データベース

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保育活動に対する幼児の集中力に及ぼす導入としての手遊びの効果

Fingerplay as an introduction lets preschoolers focused on subsequent activity

著者名 目久田 純一 (MEKUTA Jun-ichi)
共著者名 越中康治
出版社/掲載誌名 梅花女子大学心理こども学部紀要
巻号 8
1-9
出版日 2018/03
キーワード 手遊び,課題関連手遊び,幼児,保育活動に対する集中力の促進
概要 幼稚園や保育所において頻繁に用いられる導入としての手遊びにはどのような効果が期待されるのだろうか。本研究は,25 名の幼稚園児が林檎の絵の描画課題に取り組んでいる 10 分間の様子を記録し,2 群間で余所見の回数と時間とを比較した。一方の群(5 歳児クラスに在籍する男児6 名と女児6 名)には林檎に関連した手遊びを課題に先駆けて提供し,もう一方の群(5 歳児クラスに在籍する男児7 名と女児6 名)には林檎とは無関係の手遊びを提供した。課題中の余所見の回数と時間の各々を従属変数とする 2(条件:課題関連手遊び群,課題無関連手遊び群)×4(時間区分:0:00-2:30,2:31-5:00,5:01-7:30,7:31-10:00)の分散分析の結果,余所見の回数と時間の両方において交互作用が有意だった。単純主効果の検定の結果,0:00-2:30 においてのみ課題関連手遊び群の余所見の回数と時間は課題無関連手遊び群よりも少なかった。幼稚園で実施される導入としての手遊びは,その後の活動に関連する手遊びに限って,活動の開始直後のこどもたちの集中力を促進すると推測される。