学術データベース

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グリムのメルヒェンと明治の家父長制(査読有)

Grimmsche Maerchen und das Patriarchat der Meiji-Zeit

著者名 野口 芳子 (NOGUCHI Yoshiko)
出版社/掲載誌名 武庫川女性学研究
巻号 1号
pp.21-30.
出版日 1996/03
キーワード 明治期の教育、家父長制、改変、個人主義と家族主義、日本の近代化
概要
1996年03月31日
武庫川女子大学女性学研究会編
文学書、殊に児童対象の本は、管の本を始めとして明治期を通じてその訳本は原文と懸け離れた内容に改作されたものが多い。おそらく教育を意図した結果であろう。すなわち、新民法により殊更強い権力が付与された明治の家父長の誕生により、個人の尊重ではなく、父権的家制度を強化することによって日本の近代資本主義社会の形成を有利にしようとした政府の意図が、その変更の中に巧みに織り込まれている。