学術データベース

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〈真善美社版〉『終りし道の標べに』「第二のノート」と〈放蕩息子〉の物語(リルケ)

副題 ――初期安部公房の位相(二)――
著者名 田中 裕之 (TANAKA Hiroyuki)
出版社/掲載誌名 梅花女子大学文学部紀要
巻号 第36号
1ー17
出版日 2002/12
概要 〈真善美社版〉『終りし道の標べに』の『第二のノート』において集中的に扱われる「愛の問題」はリルケ的なものであり、本作品は「第二のノート」を中心に、その全体がリルケ『マルテの手記』の〈放蕩息子〉の物語を下敷きにしていること、「第二のノート」におけるリルケの大幅な導入が、「第一のノート」におけるハイデッガー的な存在の問題を「第三のノート」における神の問題と絡めて扱うための蝶番の役割を果たしていることを論証した。