学術データベース

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<学会発表4>フラクタル形体の空間デザインへの応用

Application of Fractal Shapes in a Space Design

著者名 吉田 美穗子 (YOSHIDA Mihoko)
出版社/掲載誌名 日本デザイン学会
巻号 第60回研究発表大会概要集(CD-ROM)
4A-03
出版日 2013/06
キーワード Self-Similarity, Fractal, VectorScript
概要  自然界では量的な大きさに左右されない、ある図形の部分と全体が相似であるという自己相似性が多く存在している。また、造形的なリズムの中での意外性の混在はわれわれに心地よい環境をもたらし、デザインを豊かなものにする。フラクタルはこの両面の性質をもっており、それゆえ自然界の現象の解析にフラクタルが多く用いられている。
 そこで、自然界に見られる形のシステムを空間デザインに取り込めば、自然のリズムを内包する造形物を作成でき、自然景観に心地よい調和をもたらすと考えた。大きさを持たないフラクタルに尺度を与え、自己相似性のプログラムをCADに転用して再現し、空間構成を行った。フラクタルの特徴を活かしながら変化をも加えて、建築・インテリア形体に組み込んでいった。
 フラクタルに尺度を与えるという一見、矛盾するような手法により生成された空間は幾何学図形の「美」を感じさせる、より自然形体に近いものとなり、我々にとって居心地の良い環境を提供でき得る有効な手法であると確信するに至った。
 本稿ではその試みを紹介するとともに、その応用についても考え、フラクタル図像が織りなす心地良い住空間構成の可能性を探っていった。