学術データベース

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ライフワーク活動をしている統合失調症者の回復過程

The Recovery Process of Schizophrenics Participating in Life-Work Activities

副題  ‐ A氏の病いの語りを通して ‐ - From interviews with Mr.A -
著者名 山元恵子 (YAMAMOTO keiko)
出版社/掲載誌名 梅花女子大学看護学部紀要
巻号 第2巻 
p.61-p.73
出版日 2013/03
キーワード 統合失調症者、自己感覚、自己統合力、居場所・生きがいの発見、回復過程
概要  本研究の目的は、地域でライフワーク活動を続けている統合失調症者その人の誕生から現在に至るまでの体験と病いの回復過程を明らかにし、構造化することで、その人のどのような力が回復のために働き、どのような状況が必要なのか解釈を行うことである。研究方法は、対象者1名に半構造化面接を実施し、KJ法を用いた。統合・分析の結果、A氏の病いからの回復過程は【1】中学期:主治医との対話による病気回復処方の自己創造、【2】夢の力による日常生活の困難さの打開努力、【3】強い意志による病気・障害に振り回されない取組、【4】居場所と生きがいの発見、【「風姿花伝」の人生観に至るという5つの要素が関係していた。特に、A氏は、発病当初から自己感覚を大切にし、病気回復に積極的に取り組む姿勢が見られた。自立への夢に向かって歩み続け(自己統合力)、逆転の発想で難局を乗り切る中で、作業所での役割、交流に居場所と生きがいの発見をした。