学術データベース

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ライフワーク活動をしている統合失調症者の回復過程

The Recovery Process of Schizophrenics Participating in Life-Work Activities

副題  ~ 自己統合力の発揮と居場所・生きがいの発見 ~The Effort to Discover Relief Place and Reason for Living, Self-Integration Power
著者名 山元恵子 (YAMAMOTO keiko)
出版社/掲載誌名 日本精神保健看護学会誌
巻号 Vol.18. No.1
104-113
出版日 2009/12
キーワード ライフワーク活動、統合失調症者、回復過程、KJ法
概要  本研究の目的は、地域でライフワーク活動を続けている統合失調症者その人の誕生から現在に至るまでの体験と病の回復過程を明らかにし、構造化し、その人のどのような力が回復のために働き、どのような状況が必要なのか解釈を行うことを目的とするものである。研究方法は、対象者3名に半構造化面接を実施しKJ法を用いた。結果は、共通要素として、対象者は、夢や希望を持ち、自己実現のために自ら活動を行い、最終段階で、「居場所と生きがいの発見」をし、揺るがないものとして獲得していた。その過程においてA氏、D氏は、発病前から持っていた「自己感覚」を大切にしながら回復に向けて意識的に自己を統合しているのが見いだせた。(自力型回復プロセスの構造)。E氏は、幼少時から、周囲の影響を受けて成長したが、発病当初より「自己感覚」はE氏に内在しており、後に周囲の援助により「自己統合力」を効果的に発揮できるようになった(受動型回復プロセスの構造)。これらの研究結果は、当事者には、回復過程を歩むための道標となり、援助者には、その人の回復過程を考慮した援助や工夫を促すものとなると考える。