Les contes du vieux Japon(フランス語版日本昔噺)を見るにあたって。
フランス語版も20冊揃っており、すべてJ.ドートルメールの訳と考えてよい。
これ以外に弘文社で「続 日本昔噺」としているNo.21「三つの顔」も訳しているし、本学に所蔵はないが、NO.22「思い出草と忘れ草」や「鉢かづき」も訳している。
問題のNo.16は「文福茶釜」だが、弘文社のカタログには「鉢かづき」(Le Bol de Bois)も載っている。
J.ドートルメールは帰国後、パリ東洋語学校の教授となり、フランスの青年たちに日本語や日本文学を教えた。ガルニエ書店から「日仏辞書」大正8年(1919)を出版したりもしている。
英語版で問題としたNo.16はフランス語版「日本昔噺」では「文福茶釜」だが
、弘文社 のカタログには「鉢かづき」(Le Bol de Bois)も載っている。
No.1「桃太郎」からNo.4「花咲爺」までが1885年(明治18)刊である。
No.5「勝々山」からNo.10「松山鏡」までが1887年(明治20)に出されている。
"No.1〜No.10 dans une boite en carton "とあるところを見ると、No.10までを一括りにして箱入りで販売しNo.11〜No.20までを別の一括りにして箱入りで販売したらしい。フランス語版では、英語版でセカンド・シリーズと名づけているものは存在しないと思われる。
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